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鬼灯
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 ホオズキとよくわからないもの・・。絵をお買い上げくださった方から頂いたインテリアの一部で他にもマツボックリやら赤唐辛子やらありましたが、抜粋してパステルで描いてみました。
 ホオズキの薄い感じがでてるかなぁ・・。
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by tealbelt121 | 2006-03-30 16:21 | パステル
埋めど、心凝りて
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  【心葬-umeru-】         600×450(mm)

 
 苦しいこと
 悲しいこと
 どうしようもないこと

 生きていくために忘れようと何度も何度も埋めるけど
 それは現実の土のように風化せず、ただ凝って残るだけ  

 けれども私は埋めるしかない
 できるだけ深く   できるかぎる遠く



そして私の大いなる矛盾は、忘れないように墓標をたてるのだ




 制作当時いろいろありました。
 人間関係しかり、自分のこれからの身の振り方しかり。
 正直かなり恥ずかしい作品です。
 しかし、これも自分。

  
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by tealbelt121 | 2006-03-26 19:34 | 銅版画
思い出
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  【ブランコ】     600×450(mm)


 こぐ度に空が近づき、そして遠のき。
 
 浮遊感と落下。

 ブランコが楽しいのは夢と三半規管の錯覚とのコラボレーションなのかもしれない。


 


 あんまり抑え目にしすぎて、ブランコの遠景の子供達が見えないのと、ブランコが古臭くなりすぎたせいか、何だか・・・・郷愁が漂いすぎました。
 本当はもう少し明るい雰囲気なものに仕上がるはずだったのですが・・・。
 
 この作品を制作したあと、そのモデルとなったブランコは何故か新しいものに変わってました。
 時期だったのか・・それとも?何か運命めいたものを感じたりしてしまいました。

 ついでに言い訳を少々。最近まで制作に追われていて、更新できませんでした。
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by tealbelt121 | 2006-03-23 21:33 | 銅版画
長谷川潔 展
 横浜美術館で開催されている、「銅版画家 長谷川潔展 作品のひみつ」にようやく行ってきました。
 「マニエール・ノワール」、仏語で「黒の技法」という意味なのですが、私の作品も多くがこの技法によるものなのです。日本では展覧会などの展示のキャプションにかかれる版種として、「メゾチント(英語)」が同義です。
 「マニエール・ノワール」の方が素敵な響きなんですが、一般にはメゾチントと呼ばれることが多いような気がします・・・残念ですね。
 黒から白までの階調が特徴で頑張れば色んなハーフトーンがだせます。写真というものがない時代に肖像画や複製画などに使われていた技法なのですが、昔のものは本当に技法としては素晴らしいのではないかと・・写真そのものという感じですからね。

 ちょっと逸れましたが、長谷川先生はその技法を復活させた方なんですね。
 しかも、ただ復活させたわけではなく、独自の手法により、版画の美術的価値を向上してくださったんです。
 価値、とかはあまり言いたくはないのですが・・。版画というのは要するに印刷技術だったわけですから、いわゆる「芸術」ではなかったのですよ。
 現在、「版画家」という名前があるのも長谷川先生のお蔭かもしれません。
 「複製」ではなく画家独自の世界の「創作版画」。私が今、こうして版画制作していられるのも、長谷川先生をはじめ、昔の偉大なる版画家達の功績があればこそ・・ですね。

 そういう意気込みもあって時間も忘れて見入っていましたね。原版とか置いてありましたので「この絵のここはどうなってるの??」「ここはどのくらい深いの?」とか、ついつい技法に目がいってしまったり・・・。悪いところですよね。素直な感動よりまずお勉強なんて・・・。
 
 銅版画だけでなく、木版や油彩、水彩など、多種多様な制作をされていたようで、ちょっと驚きました。ただ、油彩で少し気になったのは、風景画で建物だけが異様に几帳面に描かれていたことです。そこだけリアルすぎて逆に虚構のように見えました。私だけかも知れませんが・・。
 木版は明快で躍動感があり、木版も勉強しようかな・・とまじめに考えてしまいました。

 私は学生のころ銅版画に触れ、そこから一本銅版の道に進んでしまったので、長谷川潔展を見て、銅版だけでなくいろいろな版種、また油彩、水彩などにも自分の世界を探してみるのもいいのかもしれないと思いました。
 どうも、一度決めると周りが見えなくなるようで。もっと視野を広くしませんとね・・。

 ちょっと面白いなと思ったのは、スタンプラリーみたいなものがあったことです。
 「長谷川潔展」「コレクション展」「ミュージアムショップでお買い物」でプレゼント。さらに「レストランでお食事」でもうひとつプレゼント。私は水曜日に行ったもので、レストランがお休みでレストランのスタンプしか貰えませんでした・・!ミュージアムショップではポストカードを頂きました。

 そして、もうひとつ・・。
 「ワークシート」なるものが置いてありまして、答えを書いて館員に見せると「カンバッジ」がもらえるとか・・!ウキウキして途中までやってたのですが・・・

 「対象学年:小学校高学年~中学生向け」

 渡す勇気はありませんでした・・・。
 

 

 今日から美術に関係する事柄だけですが、日記もカテゴリに追加します。
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by tealbelt121 | 2006-03-16 20:26 | 日記
思いを馳せる
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 【太古より・・・】      600×450(mm)

 

 水母の化石があることを知って、どうしてもそれを版画で描きたかった。
 どっしりとした質感と、サラっとした表面の触感。

 古いものは、触れると何か、得体の知れない心のざわめきを感じる。
 静かに、そこにあるだけなのに、多くを語りかけてくれている。

 

 
 版画で静物は、私にとって稀です。いつも、わけのわからない自分の心の世界を表しているだけでしたので。
 見ただけで、それとわかる。押しの強いものを作りたかったのかもしれません。
 「モチーフ」は、水母の化石・カブトガニ・砂時計です。
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by tealbelt121 | 2006-03-14 01:08 | 銅版画
ミケランジェロの美
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 【リディアの巫女】(模写)

 かの有名なシスティーナ礼拝堂の天井画・・
 その中でもっとも私が好きなところ。

 鮮やかな色彩。躍動する肉体。
 マッチョなのに美しく見えるのが不思議ですよね。

 一度は本物を拝みたいものです。





 この作品は、学生時代の授業「メチエ(模写)」でつくったものです。
 基底材、つまり木の板に寒冷紗をニカワで貼り付けたり白亜やら石膏で下地をつくったり、などからはじめる昔の技術そのままを模写を通して学ぶ授業でした。
 人により油彩だったりテンペラだったりしたわけなのですが、私が選んだこの作品は、フレスコ画なんですね。
 しかし、フレスコ画はかなりの時間、そして手早さを要求される高度なテクニックなのです。
 私は無謀にも(当時は知らなかったので)やるつもりだったのですが、先生はしっかりと、可能な道を示してくださったわけなんですね・・。
 というわけで、このリディアの巫女はテンペラ画なのです・・。
 これ一枚を見ると本物というか図版のように見えませんか?見えてるとうれしいですね。
 しかし、図版と比べるとまぁ、いろいろと違いがあると思われます・・。
 当時、放課後まで居残って仕上げただけあって私の中ではかなりのお宝作品になりました。
 今でも自宅の階段に飾ってます。
 テンペラに限らず昔の技法は、本当に絵を保護する、そして長持ちさせるものだと実感しております。
 できたそのとき、いかに輝いていても、数年後に発色も薄れ、状態も悪くなってた・・なんて、絵がかわいそうですしね・・。
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by tealbelt121 | 2006-03-09 22:46 | その他
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  【雨もよひ】     


 さー・・さー・・と降る雨は、面影を映し出すような気がする。
 
  サーサー・・・しとしと・・。

 雨があがれば自分の気持ちにも整理がつくのだろうか。




 
 雨。といえば紫陽花。安直ですが好きなものはしょうがない。
 好きな花が紫陽花・桔梗・蓮華とかなんか抹香くさいですね。
 この版は特殊で、1版で多色がだせるつくりになってるんです。
 3段の高さをつくって、インクも3種類用意するんですね。
 でもこれ以上は私の文章力では説明できないです。すみません・・。
 版の性質上2回刷れるもので、その2回目の淡い色に別のエッチング版を重ねたものが紫陽花のあるほうです。
 
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by tealbelt121 | 2006-03-08 03:01 | 銅版画
干支鈴
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  鉛筆だけで色、形、空気まで見える絵がかけたらいいなぁと思う。
  
  そこに ある 存在感。

  そして、光。

 


 毎年干支の鈴を購入している我が家。
 大人の方のデッサン教室で、一緒になって描きました。
 お手本があったほうがわかりやすいからと、いつも描いているのですが・・。
 ついつい、集中してしまって教えるのそっちのけになってしまいます・・・・

 じっくりモノと向き合うのは時間を忘れるほど楽しいです。
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by tealbelt121 | 2006-03-07 01:41 | 鉛筆
仄めかす存在
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  【悟りの守人(モリビト)】   600×450(mm)

 
 蓮の花は ポン と音がするくらい一瞬で開くと聞きます。
 「悟り」も実際そういうものなのかもしれない。

 私たちは大なり小なり常に悟りを得て生きているように思う。
 そして、それを導く存在は

 水底からその象徴たる花を差し出し仄めかしているのかもしれない。





 題名からも察しのよい方ならおわかりでありましょうか・・「時の守人」と対でつくったものです。
 しかし、ぜんぜん違いすぎて対とはとても思えないものになってしまいました。
 
 背後の仏の顔と花の位置が匂いをかいでるみたいだからやめなさいと大学時代の先生に注意されたにも関わらず、頑なにこの配置にしてました。
 「時の守人」と違い自分だけの世界なので、やはり愛着からか、こちらも思い入れのあるものになりました。
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by tealbelt121 | 2006-03-05 20:19 | 銅版画
ひょっとしたら既に、目覚めているのかも・・?
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  【目覚め―人の次の何か―】  600×450(mm)


 地球だけでは飽き足らず今や宇宙へ、
 そしてきっと更なる果てへ、
 これからも知的好奇心を満足させるために
 人類という動物は我が物顔でこの世界を闊歩していくつもりらしい。

 いつから私たちは、「ヒトとそのほかの動物」という認識をしだしたのだろう。

 いつか、「そのほかの動物」にヒトが入る日がくるかもしれない。



 ひょっとしたらすでに・・・・


 


 相変わらず写真をとるのが下手なのですが。
 「目覚め」から連想で「覚醒」→「悟り」などを思い、蓮の花を。
 目を囲む四角の図案は「分割」を取り入れたものです。
  
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by tealbelt121 | 2006-03-02 19:21 | 銅版画