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海月
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      【おもかげ】      240×180(mm)



   目に留まる―――。

   いくつものスナップのなかの1枚に

   いるはずもない あなた


   声をかけたら 振り向いてくれるのだろうか?






 海月の写真を見ていたら、なんだかよく知ってる人の帽子を被ってる姿に見えてきて・・。
 もう少し半透明感を出せたら良かったなぁと思う。
 
 制作日記ばかりもなんなので、ちょっと版画も更新してみました。

     


 
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by tealbelt121 | 2006-07-29 19:34 | 銅版画
まだまだ続く下準備
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←の写真が目立て前。
 まだ銅板がピカピカしていて、鏡のように映っています。
 ベルソーが固定されてる道具は、目立てるときに少し楽になる装置です。
 版を置いている台より、高めのところに端を乗せて、斜めにすることでてこの原理を応用。
 前後に振るように動かすと徐々に前進していくわけです。
 しかし、力入れてやらないとささくれは浅くなるので、刷り上ったときの色幅がなくなります。
 一日中やると手が1,5倍になったことも・・。
 慣れないうちは腱鞘炎に注意です。
 おかげで右だけ肩から腕にかけてマッチョになってる気がします・・。

 さて、苦行の末のメゾチント版が↓です。
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 まったく反射しなくなった白っぽい版。
 
 後は4辺・4角にヤスリで傾斜をつけて、プレートマークをつくり下準備完成です。

 (※プレートマーク:銅版画特有の刷り上った絵を縁取るように凹んだ部分。これがあると銅版画とすぐにわかる。プレスして刷るので、傾斜をつけることでプレス時の段差を軽減し、版により紙を傷めたり、プレス機のフェルトを傷めたりしないようにする。)
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by tealbelt121 | 2006-07-27 11:07 | 日記
日記と分類していいものか・・
 刷り上った絵がものを言うとはいえ、銅版画がどうやって制作されているか気になる人もいるかも?
 などと思い上がって、制作日誌みたいなものも織り交ぜていこうかと。

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 写真は、メゾチント制作時の下準備のための各種道具を写したものです。
 
 ピカピカ光ってる板が言わずと知れた銅板です。
 磨き剤で磨き済みです。
 線が入っているのは、「ベルソー(下参照)」を動かすときのあたり線です。

 手袋は手の保護、版の保護に最適な冬仕様。しかし、今の季節拷問です。
 これをしてても、筋肉の疲労は軽減できないので、よく手が腫れてます。

 手前のほうにある物々しい道具が、「ベルソー」或いは「ロッカー」と呼ばれるものです。
 メゾチントの版を作るのに必要不可欠な存在です。
 先端が ∧∧∧∧∧ 拡大するとこんな感じにギザギザになっておりまして、これを版の上でゴリゴリ転がすようにすることで、表面に無数のささくれをつくるわけです。
 (※)凹版刷りは凹んだところにインクをつめてプレスして刷る方法なので、ささくれの部分にインクがつまって、刷ったときに黒い画面になるのです。

 黒い筒状のもの。わかると思いますがルーペ(拡大鏡)です。
 「ベルソー」の先端のギザギザがなくなってないかたまに見たり、ちゃんと研げたか見たりするのに使います。
 エッチング技法の腐食の度合いを見ることにも使いますのでこの形。平らな上に置いて上から見ても横から光がはいるのでよく見えます。

 最後に白っぽい四角い物体は、油砥石です。
 木版などに使われる場合は水砥石を使うのですが、水が残ると錆の原因になるので、油砥石。
 水砥石は水をしみこませて、油砥石は油をしみこませて使います。
 もちろん、上の「ベルソー」を研ぐのに使います。結構コツがいります・・。

 初回はとりあえずこんなところで。
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by tealbelt121 | 2006-07-15 18:03 | 日記